木漏れ日日記

木漏れ日の下で、季節の風を感じながら木や花にかかわるあれやこれのつぶやき・・・

青竹

 年末の慌ただしさがひと段落・・・でしょうか?

本当は年末にやりたいんですが・・・この時期「竹」の造作のやり直しや付け替えを行っています。

↓6年前の記事

treeside.hatenablog.com

今年も井戸蓋や四ツ目垣の取り換えを行ってます。

この新しい青竹のつやつやした色は竹の素材感とも相まって本当に清々しく気持ちが良いものです。

今は腐らない素材や手入れのいらない素材が人気ですが、こういった自然に朽ちる素材もまた趣があります。そして少しの手間はかかりますが素材はどこででも手に入る安価なもの・・・こういった身近にある材料の良さも見直せたらいいですね・・・。

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 個人的には四ツ目垣を作ると庭師としての初心に帰ります。この仕事を学び出した時に造園技能士の実技試験の練習をしましたが、その課題がこの四ツ目垣でした。その時「竹」という素材の美しさや機能性、それを組む時に節の硬さや曲がりを活かしも殺しもできること、縄を使ったロープワーク・・・等々この昔ながらの庭の竹垣に込められた奥深い魅力を感じました。皆さん今一度「竹」をお庭に使いませんか・・・!

黄色から白へ

去年の年末は木々の紅葉から始まり新年の蝋梅と写真は「黄色」で引っ張りました。

しかし冬といえばやっぱり雪の白!特に青空と雪の白さのコントラストはきれいです。

葉っぱの落ちた落葉樹や針葉樹についた雪が樹木の美しいシュルエットを描き出しています。(↓めいほうスキー場の頂上付近1600mくらいの標高でしたかね・・・)

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琵琶湖の湖岸からはお馴染み比良山の雪もきれいです。

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さてさて今夜あたりから雪の予報・・・どんな雪景色が楽しめるのか・・・楽しめないのか?? 

2018

2018年の始まりですねぇ~。

旧年中はお世話になった皆さん本当にありがとうございました。

庭の仕事は、お客様とその時限りのお付き合いという事がほとんどなく、一年の中でも各シーズンに毎年毎年お伺いして関わらせて頂きます。毎年お声がけ頂けることは、本当に本当に有難い事です。また剪定の季節や現場の繁忙期など、多くの職人さんに助けて頂かなければ決して現場はまわりませんし、各種の材料・資材の調達など協力して下さる業者さんなどの多くの繋がりで自分が日々の仕事を行う事が出来ています。いつもありがとうございます。 

 冬はまだこれから本番ですが、庭の木々はもう春の芽吹きを準備しており、今日は庭で蝋梅が寒風の中咲き誇っていました。今年一年が皆さんにとってこの陽に照らされる蝋梅のように明るく輝くものとなりますように・・・。

 

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黄色で粘る…

今年の紅葉は黄色い…というようなことを前のブログで書きましたが、粘ってもう一枚! モミジですがこれもやはり黄色一色!

これまで毎年紅葉を見てきましたし、仕事柄それなりに樹の事は注目していたつもりですが、なにか初めて見たような、気が付いたような…

不思議ですね

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そしてもう一つ今年気が付いたんですが、このブログで紅葉が始まったことを書いたのはちょうどひと月ほど前でした…紅葉って2週間くらいで終わりだと思っていましたが、あちこち仕事で走って、山もあれば里もあり、行く先々で見てると紅葉も結構長く楽しめるもんだと感じています。年をとるのもいい事あるもんだ・・・なんて(笑)

紅葉

11月下旬になると、関西では紅葉も見ごろは終わりでしょうか。

この週末が最後かもしれません。

春の桜・春の新緑・・・季節の贈り物は期間限定ですね。

これは全く個人的な感想ですが、

今年の紅葉は黄色の割合?が多く感じました。

もしかすると紅ばかりに気を取られ、あまり注目しなかっただけなのか?

なにせ今年は銀杏のクリームがかった柔らかい黄色をはじめ

燃えるような紅のモミジの後ろで光の塊のように黄色く輝く黄色に目が行き、

春の花に引けを取らぬ、色とりどりの紅葉を楽しめました。

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さてさて、いよいよ紅葉も散り、本格的な寒さが来ますね・・・

植木の剪定をしている職人さんたちは年末まで最後の追い込みですねぇ~!体調に気をつけて頑張っていきましょう!!

 

庭の落ち葉を掃くという事

子供の国語の教科書?だったかと思うんですが、

学年が変わって廃品回収に出す時に紐で縛っていて、ふとパラパラめくって読んでいたら、つい夢中に読んじゃった…なんてことがあります。

その中で、詳しくは覚えていないんですが、「日本の美しい段々畑の景観」はどうやってできたか?みたいな事が書かれていました。

 つまりそれは美しい景観を造ろう!と思ってできた訳ではなく、その土地の人が生きるために不利な地形を開拓し、畦の草刈りをして、作物を作り、来る日も来る日も、何年も何年もそうやってきた「結果」としてそうなったのだ…と

 拡大解釈かもしれませんが、端的に言えば、日々の暮らしの中にある個々の人の慎ましい努力が、歴史となって今に至ると、かけがえのない貴重な景観という財産になっていた…という訳です。

 古い庭を訪れると似た事を思います。最初にそこにお庭を造ろうと思った人、作庭家、それを現代にまで守り受け継いだ人たち…一人一人の努力は意外と慎ましいものだったかもしれません。 特に苔が一面に広がる景色とか…来る日も来る日もここに積もる落ち葉の掃き掃除を続けた人がいるわけで、最初から苔を張り巡らして完成したのではないはずです(現代のお庭工事は最初から苔貼りますけど・・・)

 庭仕事は仕上げは掃除と決まっています。若い職人を連れて仕事をしているとそうした掃除仕上げに直接自分が手を入れない事も多くなってきます。でも時々、這いまわって庭木の根元に手を入れ落ち葉とか「ひこばえ」とかを丁寧にかき集めて、手ホウキとかで掃き掃除をしたりしていると、「無心に美しいものを追求する」初心が戻ってくるように思いました。

 

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モミジの木漏れ日

紅葉が始まりましたねぇ

モミジの葉先から、少しづつ赤みがかってきました。

真っ赤なモミジもいいけれど、赤や黄色や緑が青空に色とりどりにちりばめられたようなそんな今の時期もまた、今だけの季節の贈り物・・・

天気のいい日に、内側から葉っぱを透けて差し込んでくる光を浴びるのが

とても気持ちがいいです。

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