木漏れ日日記

木漏れ日の下で、季節の風を感じながら木や花にかかわるあれやこれのつぶやき・・・

アジサイ

次はアジサイ特集… と前のブログに書いたので…

良く話題なる、七色に変化するというそのバリエーションの豊富さ、そして梅雨時期という、ともすると陰鬱になりそうなこの時期にしっとりしつつもお庭を明るくしてくれる…そのあたりがアジサイの魅力ですね。

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色とりどり、形も様々な種類を植えておられるお客さんの家で写真を撮らせて頂きました。いつも同じ場所で色が変化する事、また同じ株で色が変化してゆく事が不思議です。

白系:

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ピンク系:

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青・紫系

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 ネットでこのアジサイの花色の変化について調べてみたら、同じ場所でも色が違う理由として、色は①アジサイに備わっている色素「アントシアニン」や②遺伝的にその株が持っている色の系統(補助色素)に③土壌の「アルミニウム」という金属成分が加わる事でピンク→青に変わるのですが、同じ株でも根っこによってその吸収の度合いが違うからではないか?というような説明でした。

  目に見えない土の中の根っこの部分が何を吸収するか…で枝先の花の色が変わるんですね。人の目に見える行動や態度、行う事も、見えない所でその人が選んでいるものや取り入れているものの結果として調合されたその人のテイストと言えるのか…なんてゆう連想が浮かびました(笑)

 ちなみに「アナベル」などの種類の花(花弁)が白→緑や紅に変化するのは色素の分解によるもので一種の老化(汗)だという説明も・・・

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 あれ…でも緑から白もあるような…まあ、あんな奇麗に老化するならどっちでも「いいね~!!」(笑)

ではでは・・・アジサイのような美しい「老化」を目指して…

薔薇の名前

 薔薇の名前が全然覚えられない・・・と以前ぼやいた記憶があります。

Tree Side Garden で毎年咲いているのに・・・結構毎回調べてたりします(汗)

昨日のブログで「くすんだ」色のバラを紹介しましたが、名前が付いていなかったので改めてそのちょっと違う表情と共にご紹介

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この3枚は、撮った日の天気や時期が違いますが同じバラです。
「あおい」:京阪園芸の「和バラ」です。こんなふうに説明されています。↓

「春はモーブピンク色に、花底に浮かぶブラウニッシュ。秋はココア色にマゼンダ、淡いラベンダーの色彩が絡みあう。異なる色彩りのニュアンスに満ち、そのアンティークな印象深さに注目される人気品種です。花はフリルがかる花びらのスプレー咲き、ふんわり広がる生育で、ブーケのようにこぼれるような感じに咲きほこります。花は1輪で2-3週間咲きつづけます。病気に強く育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。」

 

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この2枚も同じバラです。蕾の頃と開いた時でずいぶん違いますねぇ~

これは「ジュリア」というバラで やはりこの花の独特の色味が特徴とされることが多いようです。皆さんならこの花の色を何と表現されますか? 調べてみると「薄い花びらに薄いブラウンがのる精練されたカラー」とか「ミルキーベージュ」という表現もありました。

 

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◆「りくほたる」:同じく京阪園芸の和バラ

「『かおりかざり』の枝変わり。花は爽やかなアプリコットイエローのカップ咲き、のちにシャローカップ、ロゼット咲きとその姿を変えてゆきます。花には芳醇な香りがあり、1輪咲きはじめただけでシトラス、ダマスク、ティなどがミックスされた、南国フルーツの芳香があたりを包み込みます。細枝にも蕾をつけるほど花つきに優れます。枝はコンパクトにまとまって横張りに育ちます。コンテナ栽培にも適します。」

 

という訳で バラの花の奥深い色と花びらの変化について・・・でした。

梅雨に入り、アジサイが濡れてキラキラしていますね・・・次はアジサイ特集にしようか・・・

 

 

梅雨

うっかりブログをさぼっている間に、何と!かけがえのない「薔薇の季節」を通り過ぎてしまい(汗)梅雨になってしまったではないですかぁ~ 庭師ブロガー失格(汗)

 いやいやバラいっぱい咲いていたんですけどね・・・

蕾が開きかけた時のあの最高のショットが・・・あぁ~ッという時は忙しくてバタバタとし、「今日撮るで~」という日は雨だったり、すでに散り際…(涙)

・・・という訳でいつものようにいい訳で始まり、いい訳で終わる。

今日は梅雨のバラ、くすんだバラというテーマで・・・

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・・・どうでしょうか。いわゆるピンクとか黄色とかそういう鮮やかさが無い、くすんだ色のバラたちですが、これがまた何とも「わびさび」があり、日本のお庭にすごく合います!奇麗系の薔薇に少し飽きてきたら、梅雨の雨音を聴きながら、こんな大人の奥深い色にしばし浸ってみるのはいかがでしょうか。

 

コニファー+ウッドアイテム

ウッドフェンスやデッキととても相性がいいアイテムはコニファーかなぁ~って個人的には思っています。 コニファーは大きくなりすぎると切り戻しが難しいタイプが多いので、管理者としては頭の痛い素材ですが、新緑の美しさや刈り込まれた三角錐のコーンの造形美と、ウッドアイテムは互いの存在を引き立てる感じがします。

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通りに面した角地のお客さんのお宅、ダークブラウンに塗装したウッドフェンスや赤煉瓦の花壇がコニファーの新緑を引き立てます。

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お部屋から通りの視線を遮るための目隠しフェンスを追加しました。

ラチェスのパネルをしっかりした枠で組んで、柱もアルミですが、金属の質感を上品にウッドでカバー・・・上質のウッドスクリーンです。

お庭がぐっと引き締まりますね。

新緑を引き立てる彩

 春といえばもちろん新緑です。冬の間枝だけになった落葉樹、寒々しかった地面から瑞々しい新芽が吹き出してくる姿に庭がよみがえった感じがします。新緑というと明るい黄緑なのが普通ですが、今日は「新緑を引き立てる彩(いろどり)」というお題で、春のお庭は緑一色ではない!緑を一層引き立てる花や葉に注目しました。

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TreeSideGardenの坪庭ですが、ややシェードな空間です。新緑の若葉にも色々な色があります。

①「青」

 春の花は数えきれませんが、このブログでも何度も取り上げています「オダマキ

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このブルーから白に移り変わってゆくうつむき加減な花びらですが、涼しげでもあり、またこれからやってくる初夏を思わせます。

②「白」 

 オダマキの横には「ウツギ」が別名「卯の花」ともいわれるように小さな白い花を咲かせています。万葉集にも登場する日本古来からのゆかりある春の花・・・

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花の咲く前の小さな卵のような蕾がいっぱいぶらさがっている様もかわいいです。

その横には「アマドコロ」が同じく釣り鐘状の花をぶらさげていますよ。

白い花びらのさきが薄緑にグラデーションしていますし、葉も腑が入って変化がきれいですね。

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③「赤紫」

 春の新緑を引き締めてくれる色がこの「赤紫」(色の表現は微妙ですが)

下は「ヒューケラ」です。足元の「アシュガ」の新芽もそうですが、こういう深い色の紫や赤味のある新芽を出す種類の植物も意外と多いので、ポイントで配置しておくと庭の緑が一層引き立ちます。f:id:treeside:20180427095758j:plain

これは「スモークツリー」の新芽です↓

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先のプチプチがこれから開いて「スモーク」のモジャモジャになっていきます。

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これもある意味「卯の花」ですよね。「フレンチラベンダー」のウサギさんです。

こうして写真を見ていてもそこに映り込んでいる色の多彩さに今更ながら感心・・・

まだまだ春の花はこれからが本番 なにせ「薔薇」がありますからね~♬

 

 

日々研鑽・・・(名庭散策)

 今回は福岡県柳川市にある旧柳川藩主 立花家のお屋敷にある「松濤園(しょうとうえん)」というお庭を訪ねました。

金沢の兼六園や熊本の水前寺公園のように広大な敷地を歩いて回るような広さはありませんが、開放されたお座敷から一望できる松島の景観を模した日本庭園で、海に浮かぶ小島を連想させる広~い池のあるお庭でした。

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 隣接する宿泊施設の2階テラスからもお庭が一望できます。

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 このお庭には見ての通り280本の老松が所狭しと植えられています。池の水は柳川城のお堀の水を循環させる仕組みのようで、生き物が豊富にいるのだとか・・・

 

 この膨大な松の手入れにいったい何人工かかるのか…果てしない松との対話(汗)

壁面緑化(新山口駅編~)

職人は日々研修研鑽の日々…という建前で(笑)

今日は新幹線の新山口駅に行ってきました!

目的はこの駅の南北自由通路の壁面にある100mに及ぶ垂直庭園です。↓↓

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リンク→新山口駅南北自由通路 | parkERs

 写真では分かりづらいですが、ここはバスターミナルから駅ホームへとつながる2階の通路で左側の壁面はもちろん地上の土に接地はしていません。

デサインは植物学者兼アーティストであるパトリック・ブラン氏というユニークな方です。

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髪の毛も緑に染めて、眼鏡も緑縁(笑)着ているシャツも葉っぱの模様…まさに緑のアーティスト!!

壁面の植物が本当に生き生きとしていて、しかも植えてあるものが外来のモノではなく、基本全て地元山口の野山に自生している植物により構成されているというスバラシ~場所でした。

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そこは駅ターミナルの壁のはずなのに、今回はちょうどピンクのオダマキの花にお目にかかれました。この場所で、こんな形で季節を感じれるなんて・・・

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コンクリートの街がこんなふうに緑と少しでも調和したり一体化していくようなイマジネーションっていいですね~ 壁も屋根も全部覆ってしまいたいですね(笑)